海外のヒューマンライブラリー
海外のヒューマンライブラリー
こんにちは!
横田ゼミ三年、広報班の國政です。
私からは海外のヒューマンライブラリー(以下HL)についてお話しようと思います。
2000年にデンマークで始まったHLですが、
社会的マイノリティとしての体験をもつ「本」の人々が
一般「読者」と直接対話するという形式は、
ステレオタイプをなくして
多様性を受け入れる社会を実現する手段として注目を集め、
広く世界に広まって行きました。
2001年にはハンガリー、翌年にノルウェーのオスロ、
2004年にポルトガルとヨーロッパ各地で開催されるようになり、
アメリカ合衆国やカナダ、オーストラリアでも開かれています。
また、日本以外のアジア諸国では、2010年のタイをはじめとして、
2011年シンガポール、2013年マレーシア、2014年フィリピン、
2016年ベトナムと東南アジアを中心に広まっています。
主催者はNGOなどの団体や自治体、大学など様々で、
形式や規模も実際の図書館を借りて行ったり、
他のイベントと併せて開催されていたりとそれぞれ異なります。
集まる「本」も日本でも知られている障害者やLGBTの人々の他に、
無神論者、修道士、イスラム恐怖症患者、ヌーディスト、
セックス労働者と実に多様です。
国や地域は異なりますが、いずれのHLも「生きている本」との対話の力を使った、多様性のある社会の実現という目標は同じです。
海外の仲間に負けないよう、
私たちも明治大学のHLを盛り上げていこうと思います🏁。